求道庵通信今月号 (第343号)
*往生と浄土について-(4)
★「往生」と聞くと「死ぬこと」と思う人が多いのも事実です。
そこで、死に際に生への執着や未練がましいことをすると、「往生際が悪い」などといわれたりもします。
これも「往生」はこの人間としての生が終わることとしか考えられないからいわれることでしょう。
確かに「往生」は現在生きているこの世での生の終わりの意味も持ちますが、それはそのまま次の生として生まれることも意味します。
そして浄土教においての「往生」は、娑婆の苦悩の世界から、悟りの世界である浄土に生まれ仏に成ることなのです。