お彼岸・彼岸会 (おひがん・ひがんえ)

夕日

私達の生きている娑婆世界を此の岸にして、これに対するお覚りの世界を彼の岸といい、 覚りの世界に到るということが彼岸の意味です。
お覚りの世界に生まれた故人を偲びながら、この私がお覚りの世界に思いをよせる行事です。
春分の日、秋分の日を中日とした一週間を指し、お彼岸の行事が行われます。
『仏説観無量寿経』の定善に説かれる、西に沈む夕日を観想する「日想観」がお彼岸の由来です。
いつもは日々の生活に追われ、なかなか仏様の教えに耳を傾けることのない私たちです。
せめて1年に2度、昼夜の時間が同じになるこのときに、私たち自身の煩悩まみれの生活を反省して、 お覚りの世界から智慧と慈悲をもってあらわれ下された、阿弥陀仏のお呼び声を聞く機会と させて頂きたいものです。

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